メディアリンク創業60周年記念事業「寄り添いペンタサービス」の実証実験報告書を公開しました。

「寄り添いペンタサービス」実証実験ver.1.0のご報告と ver.2.0 実施のご案内

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より格別のご支援ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
超高齢社会とデジタル社会が同時進行する中、スマートフォン・ロボット・AI等の進化は目覚ましい一方で、高齢者や生活上の弱者がその恩恵を十分に享受できていない現状があります。その背景には、デジタル・デバイドによる分断と、デジタルツールの高コストが挙げられます。私たちは人手不足が進む社会において、高齢者・弱者に複雑な操作を求めることなく、携帯回線が利用可能な地域で低廉なコストを実現することを目指し、独居の高齢者・弱者に遠隔から寄り添い見守るツールとして「寄り添いペンタサービス」を試作し、実証実験ver.1.0を実施いたしました。ご支援ご協力を賜りました皆様に、ここに謹んでご報告申し上げるとともに、厚く御礼申し上げます。

引き続き、実証実験ver.2.0では下記の取り組みを予定しております。
(1) 在宅診療患者等における投薬サポートへのメッセージサービスの寄与を検証する。
(2) 在宅診療患者等の生活環境で取得するライフログ（赤外線リモコン、室温、湿度、明るさ、気圧、CO2濃度）が訪問看護サービスに寄与する効果を検証する。
(3) ver.1.0 を踏まえ、SLA指標の明確化と、多様な設置環境に対応できる通信の最適化を図る。
(4) ver.1.0 を踏まえ、「止まらず・つながり・自動更新できる」サービス実現に向けた協業体制を構築する。

実証実験 ver.2.0 は 2026 年 9 月末を目途に実施し、その後、安価なサービスコストでの「寄り添いペンタサービス」の社会実装を開始する予定です。
今後とも変わらぬご支援ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

「寄り添いペンタサービス」の実証実験報告書